高1から大学5年生までの8年間の18つのバイトを振り返ってみた

就職前になって、自分の学生生活について振り返ってみようと思った。そこで今回は、自分が経験したアルバイトについて書いてみる。

 

中学生時代、陸上競技をそれなりに頑張っていたため、幸いにも推薦やスカウトをいただいていたが、どうしても「お金を稼ぎたい」という欲が強くて、高校入学するとすぐにアルバイトを始めた。

 

 

1. 近所のお好み焼き屋さんのホールスタッフとして初バイト

高校1年生の夏、「お金を持っていると自由になれる」との思い込みから、近所のお好み焼き屋さんで働き始めた。

ミシュランを目指す店だったためルールが厳しかった。22時の高校生の勤務終了時間から、毎日反省カードを書いて、支店の統括店長と面談してたことを思い出す。

あのバイトの出勤時は毎日泣いてた。帰る時間が夜中を回ることもあり、母に無理やりやめさせられた思い出あり。

いい場所だったなぁと今でも思い出せる。

 

2. 近所のスーパーでバイト

大手スーパーだったため、退勤時間がきっちり決まっていた。特に誰にも気を使うことなく、無心で働ける都合のいいバイトだった。

社員のおじさん同士、派閥みたいなのがあって、私はいつも中立の立場だった。

 

今思えば、みんな寂しかったんやろなと思う。寂しさからくる妬みはめんどくさい。

最終的なオチは、62歳の社員のおじさんに告白されたタイミングで、たまたま改装閉店になって、バイトを辞める

 

3. 最寄駅徒歩0分の串カツやさんのキッチン

新しくこの居酒屋さんができることを知り、バイトとしてのポジッションを狙っていた。理由は、駅から徒歩0分の好立地なため、通学の時に自転車を置くのに使えると思ったから。

実際は、自転車置き場などなく期待は儚く散る。面接の時に、マスターに「包丁使える?」って言われて、18歳にもなって「包丁使ったことないです!」なんて言えず、思わず「Yes」。

初勤務まで、お父さんとひたすら包丁使う練習。

なんやかんや2年ぐらい続けて居心地がよかった。今も時々集まるほどのいい人間関係がある。

 

この心地よさだけでは、自分は成長できないと思ってバイトを辞めた。

 

4. 憧れのアパレルスタッフデビュー

ずっと憧れ続けていたアパレルスタッフとして働くことができた。実質2ヶ月しかここにはいなかったけど、もう何年も働いているかのような存在感だったらしい。今でも集まりに誘ってもらえる、ありがたい。

 

稼ぎすぎて扶養(年間103万円)を超えるから、辞めざるを得なかった。楽しい2ヶ月間ありがとう

 

5. おじさんの飲み相手のコンパニオン

訳ありで、コンパニオンを始めた。実質コンパニオンとして働いた数は5回ぐらい。ここでの学びは、割に合わない仕事であること、すき焼きの作り方(忘れた)、おじさま方のご飯は食べちゃダメ、女の世界の上下関係、お酒の注ぎ方、礼儀振る舞いなどなど。

昔の曲のデュエット歌えたら完璧。もうなんやかんや、中学生から厳しい先輩後輩関係の中で生活していないため、私には窮屈。この世界も大変やなと思った。

 

6. 注文書に書かれた商品を、カートを押してダンボールに詰める派遣の仕事

派遣の仕事をしてみたかったため登録してみた。ただの単純作業。お局のおばさんたちの休憩時間の席や、荷物置きは決まっている模様。

知りません。

 

お局さんたちの冷たい目線など何も考えずに、いつでも入れるバイトとしては都合がいいと思う。

 

7. やはり諦められずに大手アパレル会社でバイト

服を見ている時、心が満たさせるためアパレル業界に戻る。

大手アパレル企業の、バイトから社員までのしっかりと設計された教育を受けることができた。

こういう教育の仕方であれば、合わない人はすぐに辞めるかもしれないが、続く人は長く働ける環境だと思った。

 

ここで得た人間関係もまだ続いている。いつもモチベージョンをあげてくれて、改善点やよかった点なども素直に言える環境、楽しかったな。

結局休学するまでの2年間ほど、ここでのバイトをメインに続けた。

 

8 . 神社の巫女さんのバイト

ただあの巫女さんの服がきて見たかったため、年始に神社でバイト。ただただ寒い。休憩のご飯が美味しい点と、休憩時間も時給が出ている点がメリット。

 

特に面白くはなかったがいい経験になった。

 

9. 近所の知り合いの居酒屋さんのホールスタッフ

友達の紹介で始めた居酒屋さんのバイト。ここのカキフライは絶品!店長は少し変わっているけど、自分にはない考え方を持っていて面白い。

 

今も時々ヘルプで入っていたりするアットホームなところ。

 

9. 大手ホテルの期間限定ビアガーデンのホールスタッフ

海外にいく資金を貯めるために、短期の高時給のバイトを探していた時に出会った仕事。おしゃれな空間で、価格も高いのでお客さんのレベルも低くなかったので、特にトラブルはなかった。

ここのバイトで苦戦したことでいうと、「シャンパンの栓が固いこと」ぐらい。

 

10. ホテルの結婚式会場でバイト

ホテルの結婚式会場での仕事に対して、華があって楽しそうというイメージがあった。実際の現場は、表は華がある風に見えるけど、スタッフたちは一分一秒戦いで、でも一生に一度かもしれない新郎新婦の結婚式を失敗させるわけにはいけないというプレッシャーと戦っている姿をたくさん目にした。

 

そういった裏側を見ることで、一つ一つ普段受けてるサービスも当たり前ではないと思った。

 

11. 百貨店でフランス発のクロックスみたいな靴の販売

知り合いのお店の手伝いで、短期で仕事を受けることにした。売れない理由は、マーケティングが足りてないのではないかなと思いつつ、少しでも売れた時はやはり嬉しかった。

偽物のクロックスも出回っている日本では、流行らすのは厳しいと思う。 

 

半年後、タイのショッピングモールでこの商品を見かけた時は、少し嬉しかった。

 

12. 朝の5時まで営業のお好み焼き屋さんのバイト

正直いって、ここのマスターは苦手だった。マスターは人間性がなさすぎて、スタッフを大切にしない人だと思っていた。

 

ここで働くことで、さらに精神的に強くなった。タイに旅立つ前に、私のために送別会を開いてくれて、このお店で出会ったお客さん20人以上きてくれた。その瞬間にやっと働いてよかったなと思えた。

 

ここで出会った人たちは、今でも友達。またマスターはただの不器用な人だったなと今は思う。

 

13. 着物のモデル 

単純に、自分の見た目に自信がないために、終始申し訳なさがあった。どんな見た目だったとしても、自信のある人でないと厳しい仕事だと思った。

 

経験としては良し。

 

14. タイのITベンチャー企業インターン

8ヶ月間新規事業に携わる経験を得た。ここにきて得たものは、業務経験だけではない。

自分の考えの甘さを思い知った。目先のできるだけ満足するのではなく、もっと先をみよ。私ならできる。

 

15. セブ島のIT系語学学校でインターン

 もっと自分の専門的なスキルを身に付けたくて、タイ生活中に独学で学んだ、デザイン系のスキルを生かしたいと思い、セブ島に渡った。

 

これこそベンチャー企業って感じの場所。色々兼務してパンクしそうになっていたけど、その結果にコミットして突き進んでいく感じも居心地よかった。

 

ここでの経験で、私は細かい部分まで気にならないから、デザイナーは向いてないと思ったけど、スキルとしてある程度知っておくだけでも、その他の業務で結構生かされる。

 

16. 推奨販売の仕事

日本に帰ってきてバイトを探していた時に、高時給だったから即応募。あまり仕事内容は知らなかった。

 

業務内容はドラックストアで、入ってきたお客さんに声をかけて化粧品を売るという仕事。最初は声かけても無視され続けて、売れなくて心がおれた。

 

つい出てしまう、人を勝手に分析してしまうクセ。それを治すために、一通り何も考えずに声をかけようと心がけた。

その他にも、一日に何人声をかけて、そのうちの何人が買ってくれて、話を聞いてくれたかなど、細かく数字をとって分析した。

 

またまた他によく売る人の営業もこっそり視察。もちろん売れない人のも。明らかに違う点「質問力」。

 

一人のお客さんに最低3個は質問しよう、そしてYesを3回言わせよう。買わない理由はない。

 

17. 低価格帯のビアガーデンのキッチン

朝と昼は料理を作って、夜はひたすら洗い物。

一日に500皿以上は洗った気がする。新たな特技「高速皿洗い」。

 

18. ITベンチャー企業フィンテックメディア作りインターン ←今ここ

 金融系の知識全くなしで始めたため、自分も勉強しながら業務をしている。日々新しいことを情報として取り入れることができている。

もしこのインターンをしていなかったら、お金について考えることもなかったのかなと思うと、実際に活用するかしないかは置いておいて、知識を増やすことで選択肢を広げることができた。

 

さらに、メディアを大きくするためには何が必要か、プロセスなども学ぶことができた。

 

 

こんなにも、多くのバイトやインターンを経験して「何事もやってみないとわからない」ということを改めて思った。

 

ずっと憧れの職業だったことも、実際にやってみると想像していたことと違っていたりとギャップが生まれてしまう。

特に自分がやりたいことではない仕事についた時、次に大事なことは「周りの環境」だと思う。どんな人たちに囲まれているか、それは自分のモチベーションや動力となり、さらに視野を広げることに繋がるかもしれない。